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趣意書

 日本は超高齢社会を迎え、それに伴い認知症の問題はますます大きくなり、早急に国が全力を挙げて取り組むべき課題となっております。
 この課題を深刻化させているのは、認知機能障害自体よりもBPSD(行動心理症状)であり、これが介護者に大きな負担を強いています。国は介護離職ゼロを目標に挙げていますが、未だ根本的な解決策を提示できておりません。

 一方、国は認知症予防にも積極的に取り組んでおりますが、有酸素運動しながら頭を使う「デュアルタスク」等の予防策を推奨する以外、真に有効な手段も提示できていません。私は、BPSDおよび認知症予防に関して、自ら臨床試験を行った結果から、フェルラ酸および包接フェルラ酸を中心とした成分に大きな可能性を感じています。

 このフェルラ酸および包接フェルラ酸は、最近の研究によると、脳炎、神経難病、糖尿病、さらに子供や成人の発達障害にも効果が期待できることが示唆されています。また、我が国では家族と同様になりつつあるペットの認知症にも効果を発揮することが臨床試験で発表されました。

 私はこのフェルラ酸および包接フェルラ酸に関して、基礎試験、臨床試験をさらに進展させることは、日本の喫緊の課題である認知症はもちろん、高齢者や子供、さらにはペットの疾患に対しても、大きな貢献ができるものと確信しています。そのための基礎研究、臨床研究の発表の場として、今回フェルラ酸研究会を立ち上げることに致しました。
 基礎研究者、臨床研究者の多く先生方のご参加を祈念致しております。 以上


国立病院機構 菊池病院 
院長 木村 武実 

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